アプリとは、アプリケーションソフトウェアのことで、スマートフォンやパソコンを使用するのに欠かせないものです。業務で使用するアプリから、スケジュール管理やゲームなど種類も多彩です。ここではスマホのアプリ開発について詳しく解説していきます。
アプリ開発にはWindowsやMacOSなどのPC環境が必要です。スマホアプリにはAndroidアプリとiPhoneアプリがありますが、MacOSであればどちらも開発ができます。
ただしWindowsはAndroidアプリしか開発できないので注意が必要です。
アプリ開発には仮想環境やWebサーバ、データベースなど容量の大きなデータを扱うため、4G〜16Gのメモリ容量も必要です。またネットワーク環境も必須なので、インターネットが快適に使用できる環境に整えましょう。
また開発するアプリによって、ツールやソフトが必要です。iPhone向けにはXcode、Android開発にはAndroid Studioなどがあります。
個人でアプリ開発をするには、設計開発やプログラミングといったスキルが必要ですが、単価が高く高収入を得ることができます。またアプリ販売によって不労収入となる可能性もあるでしょう。
企業でのアプリ開発は、自社の認知度をアップし来店や購入へ繋げることができる点です。アプリのプッシュ通知機能を使用し、リアルタイムで最新情報をユーザーに届けることもできます。
またポイント付与、クーポン配布などにより、ユーザーを獲得・保持する仕組み作りも可能です。
アプリ開発は競争が激しくヒットするアプリ開発は難易度が高いといえます。個人で開発する場合には、リリースまでに時間も手間もかかるため、それに見合うだけの収入に繋がらないリスクもあります。
企業の場合は、ある程度のコストをかけて規模の大きなアプリ開発をすることがあります。その分収益に繋がらなければリスクも大きくなるため、ユーザーへの周知や動線設計が必要でしょう。
アプリ開発の大まかな流れは、以下のようになります。
これらを外注する場合には、要件定義までにさらに工程が必要となります。
まずはどのようなアプリを作りたいか、ターゲットやマネタイズの方法、リリース時期などを細かく設定した企画書を作ります。
iOS向けかAndroid向けか、または両方といったプラットフォームを選択します。当然ながら対応端末が多くなればその分コストがかかります。
ここまで決めたらアプリ開発を外注する会社を選択します。作りたいアプリを得意としている会社を選ぶことが大切です。
外注先が決まったら、前述の手順で開発を進めます。外注の場合、忘れてはならないのが、見積りをとり、基本契約書の締結を行うことです。これが締結されてから、要件定義書の作成に進みましょう。
アプリ開発の費用は、人件費や開発方法、開発期間によって決まります。開発期間はiOSかAndroidか、または両方に対応するのかによって大きく異なり、機能によっても影響します。
開発期間は短い場合で3カ月程度、長い場合だと10カ月以上かかります。期間が長くなればそれだけコストもかかることになります。
また開発方法でも大きく金額が変わり、パッケージ開発は100万円〜可能なのにお対し、フルスクラッチ開発では3000万円以上と大きな差があります。
さまざまな要素を考慮すると、アプリ開発の費用相場は500万程度です。ただし開発規模によって大きく変動するため、OSや機能など必要なものを厳選することが大切です。
資金力に乏しい中小企業や個人事業主がさまざまな目的をもって設備投資などに取り組めるよう、国や自治体が補助金事業を行っています。「ものづくり補助金」や「IT導入補助金」などがアプリ開発に活用できますので、ぜひ最新の情報をチェックしておいて下さい。
<ここでは、「PoC(Proof of Concept:概念実証)や実現性」に強いベンダー、「連携やインフラに関する技術力と提案力」に優れたベンダー、「低コストの設計・保守」を可能にするベンダーをそれぞれ紹介します。