飲食業でのアプリ開発の事例を3例ご紹介しています。ポイントプログラムやプッシュ通知など、リピーター獲得に貢献する仕組みをそれぞれ開発し、成功した事例を見ていきましょう。
もともとはオンプレミスで運用していたシステム。膨大なアクセスに耐えきれず部分的にAWSを活用し始めましたが、IT環境の変化に伴い抜本的な刷新が必要に。そこで、クラウドを活用してスピード感のあるサービス提供に着手するため、ビジネスニーズを理解してくれるクラスメソッドにアプリ開発を依頼することになりました。
フルスクラッチで開発したアプリは、スターバックスカードとの連携に始まり、今ではスターバックスコーヒーの快適な利用には欠かせないモバイルオーダーアプリの開発に至りました。事前に複数の国で提供されていたサービスを分析し、日本市場にフィットするようにシミュレーションをしながらアジャイル型で開発し、新機能の追加を続けています。
依頼企業 | スターバックス コーヒー ジャパン株式会社 |
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開発企業 | クラスメソッド株式会社 |
八天堂が課題と感じていたのはリピーターやファンの獲得。イベントやECサイトの情報発信がうまく機能していなかったため、来店した顧客にECサイトへ誘導するためにアプリを開発することになりました。同時にカフェ部門からもアプリを開発したいという要望があったことから、マーケティング部とEC事業部でアプリ開発に乗り出しました。
開発は、アプリ運用の知見がなくても簡単に扱えるヤプリのプラットフォームを採用。管理画面がわかりやすく、メニューの更新作業も迷うことなくできる点が評価されています。アプリのリリース後は初月でダウンロード数の目標を達成し、アプリのプッシュ通知で来店するユーザーも増えるなど、ファンの醸成につながる結果となりました。
依頼企業 | 株式会社八天堂 |
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開発企業 | 株式会社ヤプリ |
パーソナライズドマーケティングという構想を実現するために、CRM機能を強化するためのアプリ開発を実施。全国の店舗から集まってくる購入データに対し数十分でチキンマイルと呼ばれるマイレージを付与できる高性能なプラットフォーム、大量のプッシュ通知を遅延なく送れるプラットフォームなどを開発しました。
このアプリでは、PontaカードやLINE、カーネルクラブ、店舗システムなど外部システムの連携も実装。ID連携することで、カードがなくてもPontaポイントを貯めることができます。そのほかにもクーポンの配信や店舗検索など、来店を後押しするような機能が搭載されたアプリとなりました。
依頼企業 | 日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 |
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開発企業 | 株式会社ゆめみ |
飲食業ではポイントシステムはもちろんのこと、リピーター獲得のために来店動機をつくったり店舗検索ができたりと、幅広い角度からアプリが活用されています。それぞれの事例で、目的と課題に合ったベンダーを選定することでアプリ開発の成功につながっているのではないでしょうか。
アプリ開発ベンダーは多数存在しますが、それぞれに得意な業界や業種があります。下記のページでは、スマホアプリ開発のベンダーの選び方や、企業情報を紹介しています。そちらもぜひご一読ください。
ここでは、「PoC(Proof of Concept:概念実証)や実現性」に強いベンダー、「連携やインフラに関する技術力と提案力」に優れたベンダー、「低コストの設計・保守」を可能にするベンダーをそれぞれ紹介します。